16 Nov
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【背景】

現代人(主に男子)にとって、人に見られたくない写真や動画はパソコンのハードディスクに保管されている。ここの保存容量は非常に大きいだけに、膨大な量のデータが保管されている。これらは家族にも、いや家族にだからこそ見られたくないものである。そんな現代人(主に男子)が不慮の事故や突然の病で帰らぬ人になってしまうとき、心配の種の一つである(いや他に心配することあるだろうというツッコミはとりあえず置いて欲しい)。

自分が無念の死を遂げるときに安全確実に秘密を抹消してくれるサービスが望まれている。

【解決案】

大前提としてこのサービスは契約から執行まで長い時間がかかると想定され、5年以上は当たり前で、何十年もかかることが考えられる。かつ誤作動は許されない。もし危篤であったのに奇跡的に回復したとき、間違ってデータが削除されていたら生きる望みが失われかねない。

契約自体は生命保険とほぼ同じである。生命保険に限らず、保険を扱う会社は信用があって、契約が執行されるまで存続していなければならない。その点不安定なベンチャー企業には難しく、むしろ既存の保険会社の方が適しているかもしれない。

生命保険と同じように執行するのであれば、契約者が死亡したときに保険会社の技術者が派遣されるのが確実な方法である。ただ契約者にとっては、こんな契約をしたことそのものを隠したいかもしれない。家族が亡くなって悲観しているところに、データ消去のために技術者が来たら嫌だろう。

契約者の死亡を条件に始動するコンピュータプログラムも考えられる。これはプログラム自体は単純であるが、問題はどのように契約者の死亡を確実に誤動作なく検知するかである。心臓などにチップを埋め込んで死亡を検出するのはいくらなんでも重すぎる制約条件であるし、心臓が止まってから蘇生する可能性もある。死亡届が役所に届いたときに起動してもいいが、どうやってその情報を自動で取得するかが課題である。

マイナンバーがそんな目的で使えたら良いかもしれない(無理か)。

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